世間並みの幸せなんて無理な話だった

いちばん暗い夜明け前にうたうブログ 走っても走っても私の夜が明けない(椎名林檎に非ず) ※別名義のツイッターアカウントはhttps://mobile.twitter.com/sigure_aki (主に短歌をつくっています)

回復する傷

薄皮をはぐように、病から回復しつつある。

 

今思えば、よほど疲れていたようで、何をするにも体力が落ちすぎていて辛かった。

 

毎日通勤だけで精一杯で、歩くと息切れはするし、わたしの体なのに借り物のようだった。

 

都会のヒトの群れは回遊魚に似ていて、私はそこに紛れこむ。

歩く、話す、笑う、ヒトの営みを見ていると、少しだけおちつく。そこに、混ざれなくとも。わたしは、そこで呼吸する。

 

次はどこへ? 私は、ひとつのところに留まれるタイプでは、ないのかもしれない。