世間並みの幸せなんて無理な話だった

いちばん暗い夜明け前にうたうブログ 走っても走っても私の夜が明けない(椎名林檎に非ず) ※別名義のツイッターアカウントはhttps://mobile.twitter.com/sigure_aki (主に短歌をつくっています)

2018-01-01から1年間の記事一覧

回復する傷

薄皮をはぐように、病から回復しつつある。 今思えば、よほど疲れていたようで、何をするにも体力が落ちすぎていて辛かった。 毎日通勤だけで精一杯で、歩くと息切れはするし、わたしの体なのに借り物のようだった。 都会のヒトの群れは回遊魚に似ていて、私…

わたしは、私の足で歩くと決めたのに

ひとりで生きていくと、結婚なんてしないと決めたはずなのに、 降って湧いた結婚話に、心は千々に乱れている。 このままここで頑張るか、 結婚して、自分の家庭を手に入れるか。 まだもう少し、無理してみたい。 私と、相手、お互いがお互いを利用していない…

前向きにあきらめること

あきらめた。 わたしは、結婚も、子育てもしないだろう。 ひとりで好き勝手に生きていく。 誰にも邪魔させないし、 口出しさせない。 偏見も何も、殺しながら生きていく。 ありとあらゆる手段で、踏み潰してやるよ。 わたしの邪魔を、これ以上させるものか。…

のらねこレシピを少しずつ

体調がすぐれないとき、料理をする気になれないときに、かんたんにつくって食べるレシピがいくつかある。 レシピと呼ぶほどのものでもないが、かんたん、おてがる、まあまあおいしいのでメモしておこう。 のらねこみたいに、気ままにてきとうに作るものだか…

一歩も動けなくなるときは

焦らないことだ。 焦るとろくなことがない。 辛くて仕方ないときも、絶望しないこと。

劣化するということばについて

劣化する、という言葉が女性につかわれるようになって久しい。 確かに、いきとし生けるものは生きている限り少しずつ朽ちていく。例外はない。長い年月のうちに海底にふりつもるプランクトンの死骸のように、歳月もまたわたしの上につもり、地層をつくる。 …

ねむることが怖い

ねむることは、わたしにとっては怖いことだ。 目が覚めないかもしれないと思う。 起きられないかもしれない、と恐怖する。 やすらかな眠りと健やかな目覚めを、どうかわたしにください。 誰かとねむるときにだけ、わたしは安寧を得られるが、もはや誰と眠る…

考えるな感じろ

構わない。生きていることをもって、今をすべて肯定しよう

ミトコンドリアは取り込まれた

宿主に取り込まれたミトコンドリアはどんな気分だったんだろう? 自由を失うかわりに宿主の庇護の下にはいって、安寧をえられたのだろうか? 広大な海をただよう孤独からは解放されたのだろうか? それとも囚われたような気分になったのだろうか? わたしの…

不安の波のいなしかた

一度捨てた命のはずなのに、未練があるのか、悩み、苦しみ、人に遠慮してしまう 良い感じになりたいとか、やれるだけやってみたいと思うのはおかしなことなんだろうか? 世界はここだけではないから、どこにでもいっていいのだと、私は知っているはずなのに…

愚痴らない

愚痴らない、恨まない、羨まない 風みたいにかるく生きたい どうせ執着もなにもないのだ 縛るものが無さすぎるのも考えものだが

くらく沈みそうなときは

くらくなって、沈んでしまいそうなときは、今ここだけが人生じゃないとおもうことにしている。 世界はひとつではないし、生き方はたくさんある。 笑えなくても、なんでも、大丈夫、もとに戻れるから。絶望しなくていいから。 ダメなところは直る。 いやなと…

世界中のダルちゃんへ。

http://hanatsubaki.shiseidogroup.jp/comic2/ 世界中のダルちゃんへ。 あなたのふつうと、わたしのふつう。 それは少しずつ、だけど、確かに違う。 誰かのふつうをあなたのふつうにする必要はない。 皆が皆、じぶんのつくった籠のなかに生きているのだ。ふ…

もうなにもたべたくない

義務感だけでものをたべてきたが、もうなにもたべたくない。 過食と拒食は同一軸をはさんで同位にある。 どうせ自分をいためつけるのなら、なにも殺さない奪わない、拒食を私は選びたい。 もう、なにもたべたくないのだ。

ダルちゃんであるわたしたちは

いつの間にか、ダルちゃんが完結していた。 ダルちゃんであるわたしは、わたしたちは、生きていても良いのだろうか。 良いんだよね。 状況を打開できない、いまも、わたしは生きるよ

とにかくもかくにも何かを書きたい

わたしは、やっぱりものをかくことが好きだ。 ビジネス文書とはちがう、やわらかい文書を書くのが好きだ。 何かの間違いでずっと堅い仕事ばかりしているけど、フリーライターになりたい。なにかすこしでも仕事を受けられないだろうか。 わたしはものを書くの…

合わせてはいけない周波数に波長が合う時間に

夜明け前のあの時間だけは、私の回りの空気もとろけるようにまろやかで、あまやかで、なんの心配もなかった。 わたしの構成部品(コンポーネント)はモザイク状にほぐれ、崩れて、細かい格子模様のはいった壁に投影される。巨大な質量と引力をもつ海の気配と、…

かろやかに遁走する

青春でなくとも、人生はかろやかに迷走する。 身軽に、なにひとつ持たずに生きてきたし、それはきっとこれからもそうだろう。 わたしは、ついぞどこにも根を張れなかったのだ、と繰り返し繰り返し韜晦しながら、ふらふらと流れて、ちぎれた雲にも似た、寄る…

結婚はもはや制度疲労している

「男女が結婚し、こどもを産み、育てあげる」ことが、現代の日本では困難をきわめている。 今の若年層の年収は、平均して低い。 こどもを育てようとしても、その世代の両親が、その世代にしてくれたようなこと(たとえば、私立に通わせ、いろいろな習い事を…

境界人の孤独

境界人……マージナルマンはもともと「大人にもなれない、だが子どもでもない」状態を指す語らしいが、ここでは違う意味で使用する。 ある組織に所属しながら、その境界に立つものは孤独になる。 群れには、いくつかの視点が必要だ。外を見る者、内の仕事を算…

一皮むけば

一皮むけばこんなものなのか、と、わたしはまじまじとその人の顔を見る。ふだんは覆い隠されている、すこし違う顔がのぞくと、怖くなる。 力はつよいし、覆いかぶさられると何もできなくなる。それが恋人であっても、あまりの力の差に怯えてしまう。怯えたく…

たべること

とにかく食べなくてはならない。空腹を覚えている、それも切実に。たくさん食べる必要はないが、体が「何かたりない」と叫んでいる。こういう場合はたいてい、鉄分が不足しているのを、私は経験的に知っている。 ふつうに食事をして、適切に栄養を取ることは…

ものを書くことの効能を知る

何かものを書いている時だけ安らいでいる。このブログ然り、眠れない夜更けのツイッターのタイムラインに連投する短歌然り。 誰に当てるでもないあてずっぽうのボトルメールみたいなものだが、つくるだけ、書くだけでも私の中の何かが浄化されている。 たと…

「夜道に気をつけてね」というワードの違和感について

今回はごく短く、「夜道に気をつけてね」という言葉の違和感についてお話ししたいと思います。 否応無しに「弱者である、性的対象とされる存在である」ことを思い出させるワードだからこそ、違和感があるのではないでしょうか。

コンビニのおでんは非常食めいている

最近とみに仕事が忙しい。 自炊をする気力もなく、スーパーに寄るほどの気合もなくなる。 自然とコンビニ食が増えた。 力が出ないような気もするが、食べないよりはきっとマシだと自分に言い聞かせる。 弁当、パン、惣菜、クッキーバー、色々なものを試した…

漫画『累』 〜美醜と妄執の彼方へ〜

どうも、やはりまともに生きるには何かが足りない、そもそも人間に向いていない節のある網野はいとがお送りします「読むラジオ」です。 来世はなにがいいでしょうね? さて、今日もお付き合いいただけますか? 『たとえあなたが眠る間だけだとしても』『私も…