世間並みの幸せなんて無理な話だった

いちばん暗い夜明け前にうたうブログ 走っても走っても私の夜が明けない(椎名林檎に非ず) ※別名義のツイッターアカウントはhttps://mobile.twitter.com/sigure_aki (主に短歌をつくっています)

回復する傷

薄皮をはぐように、病から回復しつつある。

 

今思えば、よほど疲れていたようで、何をするにも体力が落ちすぎていて辛かった。

 

毎日通勤だけで精一杯で、歩くと息切れはするし、わたしの体なのに借り物のようだった。

 

都会のヒトの群れは回遊魚に似ていて、私はそこに紛れこむ。

歩く、話す、笑う、ヒトの営みを見ていると、少しだけおちつく。そこに、混ざれなくとも。わたしは、そこで呼吸する。

 

次はどこへ? 私は、ひとつのところに留まれるタイプでは、ないのかもしれない。

 

わたしは、私の足で歩くと決めたのに

ひとりで生きていくと、結婚なんてしないと決めたはずなのに、

降って湧いた結婚話に、心は千々に乱れている。

 

このままここで頑張るか、

結婚して、自分の家庭を手に入れるか。

まだもう少し、無理してみたい。

 

私と、相手、お互いがお互いを利用していないか?

 

私は、私たちは。

 

結婚って、なんなんだろう。

私は、安穏と暮らせるのだろうか?

 

トーキョーには、なんでもあるけど、なにもない。

前向きにあきらめること

あきらめた。

 

わたしは、結婚も、子育てもしないだろう。

ひとりで好き勝手に生きていく。

 

誰にも邪魔させないし、

口出しさせない。

 

偏見も何も、殺しながら生きていく。

 

ありとあらゆる手段で、踏み潰してやるよ。

 

わたしの邪魔を、これ以上させるものか。

 

女だからといって、可能性を奪われるのはもう、うんざりだ。

 

 

 

のらねこレシピを少しずつ

体調がすぐれないとき、料理をする気になれないときに、かんたんにつくって食べるレシピがいくつかある。

 

レシピと呼ぶほどのものでもないが、かんたん、おてがる、まあまあおいしいのでメモしておこう。

 

のらねこみたいに、気ままにてきとうに作るものだから、「のらねこレシピ」。

 

【おとうふスープ】

・マグカップにおとうふをいれて、かるく崩す

・水、鶏ガラスープのもとをいれ、レンジで2分くらいあたためる

・おとうふスープのできあがり

 

【たまごスープ】

・深めのお皿にたまごを割り入れ、まぜる

・水、鶏ガラスープのもとを入れ、まぜてレンジで2分くらいあたためる

・たまごスープのできあがり

 

※お好みでしょうゆ、小口ねぎなどを加えてもよい

 

栄養のあるものを、と難しく考えず、食べられるものをおいしく頂けばよいのだ、と信じている。

鶏ガラスープのもととたまごがあれば、なんとかなる。

 

かんたんに、シンプルに、最低限のものだけで生きていきたい。

 

パンとコーヒー、スープにたまご、牛乳を少し、といった、素朴な暮らしがしたいのだ。

 

どうすれば、実現できるのだろう?

わたしの生きたいように生きるには、どうすれば?

劣化するということばについて

劣化する、という言葉が女性につかわれるようになって久しい。

 

確かに、いきとし生けるものは生きている限り少しずつ朽ちていく。例外はない。長い年月のうちに海底にふりつもるプランクトンの死骸のように、歳月もまたわたしの上につもり、地層をつくる。

 

未来へと向かうはずのことがなぜ、劣化などとよばれるのだろう?

 

年を重ねることでえられる美しさも、あるはずなのに。

 

私たちは皆未来に向かっている。劣化する未来へ、などとは、言いたくないのに

 

 

ねむることが怖い

ねむることは、わたしにとっては怖いことだ。

 

目が覚めないかもしれないと思う。

起きられないかもしれない、と恐怖する。

 

やすらかな眠りと健やかな目覚めを、どうかわたしにください。

 

誰かとねむるときにだけ、わたしは安寧を得られるが、もはや誰と眠るのが正しいのかすらわからない。

 

どうかやわらかな眠りを、わたしとあなたに。