考えるな感じろ
構わない。生きていることをもって、今をすべて肯定しよう
ミトコンドリアは取り込まれた
宿主に取り込まれたミトコンドリアはどんな気分だったんだろう?
自由を失うかわりに宿主の庇護の下にはいって、安寧をえられたのだろうか?
広大な海をただよう孤独からは解放されたのだろうか?
それとも囚われたような気分になったのだろうか?
わたしの性格はよく反転する。なにが自由か識っているわたしと、宿主のようななにかに囚われたがるわたしのふたりが拮抗する。
いつか、この限りない振り子の動きが弱まって中間地点で止まれば、と思いつつ、同時に、
ああ、中庸なんてそんなものに膝を屈するわけにはいかないと、矛盾をはらみつつ、そう思ってしまうのだ
不安の波のいなしかた
一度捨てた命のはずなのに、未練があるのか、悩み、苦しみ、人に遠慮してしまう
良い感じになりたいとか、やれるだけやってみたいと思うのはおかしなことなんだろうか?
世界はここだけではないから、どこにでもいっていいのだと、私は知っているはずなのに、なぜこんなにつらくてさみしいのか、わからない
執着と自我が捨てきれない
業が深いとはこのことなのかもしれない
愚痴らない
愚痴らない、恨まない、羨まない
風みたいにかるく生きたい
どうせ執着もなにもないのだ
縛るものが無さすぎるのも考えものだが
くらく沈みそうなときは
くらくなって、沈んでしまいそうなときは、今ここだけが人生じゃないとおもうことにしている。
世界はひとつではないし、生き方はたくさんある。
笑えなくても、なんでも、大丈夫、もとに戻れるから。絶望しなくていいから。
ダメなところは直る。
いやなところも、直るよ。
変わればいいだけだから。
変わることはこわくない。
次はどこにいこうかな?
世界中のダルちゃんへ。
http://hanatsubaki.shiseidogroup.jp/comic2/
世界中のダルちゃんへ。
あなたのふつうと、わたしのふつう。
それは少しずつ、だけど、確かに違う。
誰かのふつうをあなたのふつうにする必要はない。
皆が皆、じぶんのつくった籠のなかに生きているのだ。ふつうなんてどこにもない。
皆が皆、平均値と外れ値と、ふつうと異質のあいだをゆれながら生きている。
だからこそ、だれかと一瞬ふれあう火花のような一瞬が尊い。
ゆらぐ波形の呼吸が一瞬だけあう刹那を、わたしは奇跡と呼び、信じたい。
ダルちゃんは彼と別れてしまったけれど、ただ関係をもったという以上の意味があったんじゃないかな。わずかな間でも。
きちんと、おたがいがおたがいを人として扱えるのだ、と、わかりあえたんじゃないかな。
別れ際の、からだがもがれたような痛みも含めて、生きている証だ。
生きているということは、よろこびとかなしみと、痛みの連続だ。
ダルちゃんは異質で、それでも、どこにでもいる女の子だ。
じぶんが異質でみにくいと感じている女の子たちが、これ以上、悩まずに済みますように。
わたしは、わたしたちは、おかしくても、一部異質でも、世界との周波数があわなくても、チューニングがおかしくても、生きていて、良いのだ。
世界中のダルちゃんへ。
外れ値の果て、異質さの特異点を生きる、ダルちゃんのひとりから愛をこめて。
もうなにもたべたくない
義務感だけでものをたべてきたが、もうなにもたべたくない。
過食と拒食は同一軸をはさんで同位にある。
どうせ自分をいためつけるのなら、なにも殺さない奪わない、拒食を私は選びたい。
もう、なにもたべたくないのだ。