世間並みの幸せなんて無理な話だった

いちばん暗い夜明け前にうたうブログ 走っても走っても私の夜が明けない(椎名林檎に非ず) ※別名義のツイッターアカウントはhttps://mobile.twitter.com/sigure_aki (主に短歌をつくっています)

かろやかに遁走する

青春でなくとも、人生はかろやかに迷走する。

 

身軽に、なにひとつ持たずに生きてきたし、それはきっとこれからもそうだろう。

 

わたしは、ついぞどこにも根を張れなかったのだ、と繰り返し繰り返し韜晦しながら、ふらふらと流れて、ちぎれた雲にも似た、寄る辺ない暮らしを一体いつまで続けるのか。

 

こんな生き方を、いつまで?

 

どのようにせよ、どこにも、ひとつのところには留まれなかったのだ。安息の地はなく、もはや帰る場所もない。こんな生き方には、誰も付き合わせられなかった。

 

次はどこへ?人生は旅だというが、旅から旅へ、こんな生き方をいつまで、と。

 

嘯きながら、まだもうすこし、やれるだけやってみるよ。

ねえ、どうせ跳ぶなら綺麗に跳んでみせるから、どこかで待っていてね、先輩。