世間並みの幸せなんて無理な話だった

いちばん暗い夜明け前にうたうブログ 走っても走っても私の夜が明けない(椎名林檎に非ず) ※別名義のツイッターアカウントはhttps://mobile.twitter.com/sigure_aki (主に短歌をつくっています)

世界中のダルちゃんへ。

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世界中のダルちゃんへ。

 

あなたのふつうと、わたしのふつう。

それは少しずつ、だけど、確かに違う。

 

誰かのふつうをあなたのふつうにする必要はない。

 

皆が皆、じぶんのつくった籠のなかに生きているのだ。ふつうなんてどこにもない。

 

皆が皆、平均値と外れ値と、ふつうと異質のあいだをゆれながら生きている。

 

だからこそ、だれかと一瞬ふれあう火花のような一瞬が尊い

 

ゆらぐ波形の呼吸が一瞬だけあう刹那を、わたしは奇跡と呼び、信じたい。

 

ダルちゃんは彼と別れてしまったけれど、ただ関係をもったという以上の意味があったんじゃないかな。わずかな間でも。

 

きちんと、おたがいがおたがいを人として扱えるのだ、と、わかりあえたんじゃないかな。

 

別れ際の、からだがもがれたような痛みも含めて、生きている証だ。

 

生きているということは、よろこびとかなしみと、痛みの連続だ。

 

ダルちゃんは異質で、それでも、どこにでもいる女の子だ。

 

じぶんが異質でみにくいと感じている女の子たちが、これ以上、悩まずに済みますように。

 

わたしは、わたしたちは、おかしくても、一部異質でも、世界との周波数があわなくても、チューニングがおかしくても、生きていて、良いのだ。

 

世界中のダルちゃんへ。

 

外れ値の果て、異質さの特異点を生きる、ダルちゃんのひとりから愛をこめて。